人生の目的と私らしさ（1）20191209
こうして毎日の暮らしていると楽しいことや嬉しいこともありますが、変わりばえのない毎日が少し物足りなく感じる時もあるものです。
もしかしたら、自分は何のために生まれて来たのだろうとか、人生は一体何のためにあるんだろうなどと、ぼんやり考えてしまう時もあるかもしれません。
誰でも退屈でつまらないよりは、充実した意味のある時間を過ごしたいし、生きる喜びや満足感を感じたいと思っています。
でも、もしも本当に毎日が充実していて忙しければ「自分は何のために生まれてきたのだろう」とか、「人生は一体何のためにあるのだろう」と考えることはあまりないかもしれません。
それよりも、きっと「今日も良い1日だった」とか「毎日が充実していてありがたい」と感じるはずだからです。
けれど、もし人生の意味や生きる目的について考えることがあるなら、それは「自分を幸せにするような、より良い生き方に変えてほしい」という、ハイアーセルフからのメッセージを無意識のうちに受け取っているのかもしれません。
それだけではなく、頻繁に（またはここのところずっと）そう考えているなら、あなたは人生を変えるに良い（もしかしたら変えなくてはならない）時を迎えているのかもしれません。
流行のお店に出かけたり、最新のファッションを楽しんだり・・・楽しそうなことをしても、根本的にはどこか満たされない想いや人生への疑問を多くの人が抱えています。
私達には、それぞれに人生を通して体験したい物事があります。
それは誰かとの人間関係かもしれないし、何かに取り組むことかもしれません。
私達が体験したいと考えている事とは、私達が喜びや豊かさを感じられるものや、心身とスピリットをより良く成長させるような事柄です。
誰にでも、人生を通して体験したいことや取り組みたい事があります。
スピリチュアルな人たちは、ハイアーセルフがそれらを用意すると考えます。
日常生活の中で時々自分の内側に響く「心の声」や「根拠のないフィーリング」、「パッと浮かぶイメージ」などは、おそらくあなたのハイアーセルフからのメッセージ、内なる声です。
例えば「この人に会わなくてはならないような気がする」とか、「ここに行ったら楽しそう」・・というポジティブなフィーリングに従ったら良い体験ができた！ということはありませんか。
または「理由は分からないけれど、とにかくネガティブなフィーリングがして、それに従ったら嫌な思いをしなくても済んだ」という経験をしたことがあるかもしれません。
けれど、最近ふと「私は何のために生まれてきたんだろう」とか、「人生は何のためにあるんだろう」と考えることがあるなら、それは「少し手を止めて私の声を聴いてほしい、私の声に気付いてほしい」というハイアーセルフからのメッセージなのかもしれません。
ハイアーセルフとは私達の霊的領域、直感や叡智の源です。
自分の中で最もワンネスやいわゆる神に近い部分という人もいます。
いずれにしても、ハイアーセルフはいつも自分が幸せになるために話しかけています。
だから、毎日の暮らしや人生に満足できていないなら、繋がるべきなのは他の誰かではなく自分自身。
あなたを幸せにするのは、あなた自身です。
にもかかわらず、私達はどこか幸せを探して生きているようなものです。
でもどうしたら幸せになれるか、その答えは実はとてもシンプルです。
幸せはどこか別の場所に見付けるものではなく、自分で創るものだからです。
私達は誰でも自分らしく暮らせれば、毎日に満足し穏やかに暮らせます。
実際に私たちは日々のストレスを少なからず感じていますが、それは自分らしくふる舞えていないところがあるからです。
例えば、何かイヤなことがあっても、我慢して言葉を飲みこまなくてはならなかったり。
大人としてふる舞うということは、ある意味で本当の意持ちを隠すということでもあります。
思うことを思うように表現するのは、なかなか難しいかもしれません。
けれど、幸せに生きるには自分らしく暮らせば良いだけです。
実際に、日々の暮らしや人生に満足している人は表情が明るく、オーラも軽やかな印象で、明るいエネルギーで調和がとれています。
もし、あなたが自分らしく暮らすのが難しいと感じるなら、どうしてそう感じるのでしょう。
自分らしく暮らせたらどんなに楽だろうと思うなら、それは何故でしょう。
仕事上のプレッシャーや人間関係、家族に対する責任・・もしかしたら色々なことが、気付かないうちにあなたを自分らしさから遠ざけているかもしれません。
あなたらしくふる舞うために、まず深呼吸をして少しの間だけでも「肩の荷」を下ろしましょう。
今、この瞬間はあなただけの時間です。
仕事のこと、親や子供のこと、友人や同僚のことはちょっと脇に置いて、自分ひとりの「この私」に戻りましょう。
そして「誰かのため／何かのため」は少し忘れて「私自身のため」を思い出してみましょう。
自分らしく生きるには、自然体で暮らすことです。
今、あなたは何を「しなくてはならない」と考えていますか。
そこに「あなたらしさ」は表れていますか。
大人になる程「しなくてはならない」が日常に増えて、自分らしく暮らすことを難しく感じたりします。
なぜなら、あなたらしさは「しなくてはならないこと」よりも「したいこと」に表れるものだからです。
「今、しなくてはならないこと」は、かつて「自分がしたいと思ったこと」でしたか。
大人になる程、責任と義務が大きくなりますが、それらは私たちの心をどこか窮屈にします。
それでもそれが自分の純粋な望みから始まったのであれば、多少の負担にも前向きに取り組めるものです。
とは言え「しなくてはならないこと」のせいで、私達はつい気忙しくなり、喜びや寛ぎから遠ざかってしまうもの。
自分らしく生きるために、時には「しなくてはならないこと」を少しだけ脇に置いて肩の荷を下ろしましょう。
そして、肩の力を抜いてリラックスしましょう。
目を閉じて気持ちの良い深呼吸をしたら、毎日忙しくしている自分自身に心の中で優しく声をかけましょう。
「毎日よく頑張っているね」でも、「家族のためによく働いて、本当にお疲れさま」でも構いません。
あなたの心と体、スピリットは他の誰かではなく、あなた自身からの気遣いと優しさを求めています。
あなたの心と体が、今、何を求めているのかに耳を傾けましょう。
これは本当に大切なことなのです。
あなたがもし、こんなふうに自分自身と会話し、あなたの本当の気持ちに従って、生まれ持った性質を活かせば人生はうんと楽になります。
そしてあなたらしい暮らしや人生に、寛ぎと満足を見出せるようになってストレスは少なくなっていくでしょう。
そのためには、自分の本当の気持ちや、生まれ持った性質に気付かなくてはなりません。
もしもそれがよく分からないなら、まずは何かを選ぶ時に心が和らいで楽しくなれる方、自分がリラックスできて笑っていられるだろうなぁと思う方を選んでみましょう。
家族や大切な人たちと、これからも良い時間を過ごしていきたいと思うなら、自分の心と体を何よりも大切にしなくてはなりません。
あなたはこれまで自分を大切にしていましたか？
自分らしく暮らしていましたか？
これまでそうすることが難しいと感じていたなら、そうさせていたのは何でしょう・・・。
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