人生の目的と私らしさ(3)かけがえのない私~ 20200202
3:簡単に人の影響を受けたり、その時の気分や思い付きで決めていませんか?
ところで、あなたの家で使いかけのシャンプーや化粧品、あまり活躍しない洋服や靴、読まずじまいの本が幅をきかせているなら、あなたはもしかしたら本当は必要のない物まで選んでしまっているかもしれません。
自分に何が必要なのか分からないまま買い物に出かけると、ついいらない物まで買ってしまったりします。
もしも自分らしく生きていきたいと思うなら、一時的なフィーリングや考えに流されたり、周りの人々や流行に影響されて物事を決めるのは避けたいものです。
自分らしい生き方や暮らしに気付き、それを実践している人の家は、使わない物で溢れかえってるということはあまりありません。
自分にとって必要のない物は、必要ないからです。
私達が体験する気分や感情は、香りや味のように多くは一時的なものです。
大切な何かを選んだり決めなくてはならない時は、自分の一時的なフィーリングや感情、周りの人々に流されないで自分自身につながることが大切です。
心の中を静めて「本当にそれが必要なのか」尋ねてみましょう。
友人や仲間と賑やかに過ごすのも豊かなことですが、生きることは団体旅行に出かけるのとは少し違います。
あなたの人生は、あなたをより成長させたり幸せにするための時間。
人それぞれに人生があり、いつもみんなと一緒にいるわけにはいきません。
自分に繋がって有意義に過ごせば、誰でも今までよりも美しく明るく豊かに生きる可能性を持っています。
そして「他の人そうするけれど、私はこう思うからこうする・・・」
そう思うなら、それがあなたらしく生きることを後押しします。
「本当はこうしたいけど、、、皆はそうじゃないから。。。」
こんなふうに、人と違うことや自分で決めて行動するのを怖がる気持ちを手放しましょう。
そうやって創った現実が、あなたらしい人生、あなたらしい暮らしだからです。
自分に自信をもって前に進んでみましょう!
4:自分の人生に主導権を持っていますか?
たとえばネット動画やゲームに夢中になっていながら、友達からのメッセージに返信したり、家族と大事なことは話せません。
私達はなかなか複数の物事に同時には集中できないものです。
それでも集中力の高い人は同時にいくつもの物事をこなせると言いますが、そのうちやがて脳は疲労し、精神に影響が出て心の余裕が失われていきます。
きっと「忙しい」という文字が「心を亡くす」と書くのは、昔の人たちもそれに気付いていたからなのかもしれません。
誰でも心の余裕を失うと何だか気持ちが急いて、柔らかく穏やかにはいられません。
あなたは日々の暮らしに「心の余裕」がありますか?
それとも慌ただしくしているうちに、あっという間に一日が過ぎていきますか?
もしも暮らしの中に「心の余裕」を感じられないなら、それはなぜでしょう?
責任感や義務感のせい? 誰かへの怒りがあるから? 不安や恐れを感じているから? それともNoとは言えないから?・・・
あなたは、自分と大切な人のためにならないような物事に、大切なエネルギーと時間を奪われて浪費していませんか?
もしも心豊かに自分らしく生きていきたいと思うなら、その理由や原因を知ってそれに対処しましょう。
気持ちが急いてイライラすると本来の自分らしさから遠ざかって、他人だけではなく、大切な家族や自分自身のことさえ思いやれなくなってしまうからです。
けれど、自分にとって本当に何が大切なのかを分かっていれば、自分のためにならないような物事や時間に振り回されず、時間を自分で「管理」できます。
「心の余裕」がある人は、自分の時間に、人生に主導権を握っています。
自分だけではなく、大切な人たちを愛するためにも。心に「余裕」を持ちましょう。
それは、あなたとあなたの人生に創造性と豊かさをもたらします。
たとえば、不思議なことに心の余裕がある時に創る料理はとても美味しくでき上がるものです。(特にお菓子♪)
DIYが好きな人は、きっと便利で機能的なものが出来上がるはず♪
こんなふうに心の余裕を持てば、あなたがあなた自身と大切な人々に幸せなひと時を創ってあげられるのです。
だから、たとえ短くても静かに寛げる時間をもうけてひと息ついたら、まずは自分自身とお喋りしましょう。
あなたの時間はあなたのものです。
あなた自身を喜ばせたり満足させるのは、どう過ごすことか気付いていますか?
5:そして、大切な誰かを優先しすぎていませんか?
私達は幼い頃から、両親や祖父母、周りの人達の影響を受けて育ちます。
早く走ったり元気よく歌ったり、率先してお手伝いしたり・・・そうした時の親たちが喜ぶ様子を励みにして、子供は誰でも物事に取り組んでいくのかもしれません。
皆と同じくらい、そして誰よりも上手くやること…。
親や祖父母にほめられたり叱られたり、評価されてきた私達は、大人になった今でも子供の頃と同じようなふる舞いを繰り返していることがあります。
無意識のうちに、自分よりも親が賛成してくれるような仕事、喜んでくれるような結婚、認めてくれるような生き方をどこか優先していませんか?
もしも今の自分と人生がどこか不本意で、自分の本当の望みや希望とは違っていると感じ、自分らしく生きていきたい、人生をより良く変えたいと思うなら
「本当の自分を出したら愛されなくなるのではないか」という恐れや
「親の望みや期待に応えなければならない」という考えを手放しましょう。
それは親や祖父母、家族を拒絶したり、家族を嫌うということにはなりません。
もしかしたら、私達がつい頑張りすぎてしまったり、何かを我慢しすぎてしまうのは、愛する親の願いや望みに応えようとしているからかもしれません。
それは、あなたに心からの幸せと満足感をもたらしますか?
もしそうではないと感じるなら、本当の自分を表現することへの恐れや、親の望みや期待に応えなくてはならないという義務感や自己犠牲を手放しましょう。
あなたの幸せと、あなた以外の人にとっての幸せは必ずしも同じではありません。
たとえあなたにとっての幸せが、親が考える幸せと違っていても間違いではないのです。
もしかしたら、お互いにそれに気付いて、認め赦すことから、本当の愛の学びと自立が始まるのかもしれません。
あなたは感謝と自信をもって、自分の道を歩いて行けば良いのです。
それはきっとあなた自身だけではなく、幼い頃からあなたを愛し見守ってくれた人々を癒していくでしょう。
自分らしく生きることへの恐れや不安を乗り越えて、豊かさと幸せを感じられる時、私達は生きる喜びを味わえます。
あなたらしく生きるとは、どう生きることだと思いますか?
それに気付いて、日々を健やかに楽しみましょう。
愛と自由がありますように。
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